みやはら医院

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股関節運動で転倒・骨折を予防しましょう


股関節運動の最重要課題は上半身と下半身をつなぐ腸腰筋(大腰筋と腸骨筋)の筋力と柔軟性を増すことにあります。腸腰筋を鍛えると、下半身強化とともに体幹を安定させ、股関節の骨折や転倒の予防につながります。

 股関節を中心とした運動は骨折予防やバランス感覚維持に有効です。股関節は、脚をつけ根から前後左右に振る動きをになう関節。股関節のまわりがほぐれ、その周辺の筋力がつくことにより、下半身の動作が行いやすくなり、転倒や骨折の予防につながります。



付録:ひざ痛予防 (股関節運動はひざ痛予防にもなります)


図の説明
(1)両足を肩幅に開き、足先を少しだけ外に向けて椅子に座る。
椅子から立ち上がりまた座る。
膝が足先より出ないようにすることが大切である。
胸を起こし、尻を後ろに突出し、背筋を伸ばしていることを意識する。
   1回5-10回、両足とも1日2-3回行なう。
   なお、不安定な方は椅子の右図のように椅子の背をもって行う。
(2)椅子に深く腰かけ、つま先を立てたまま、片方の膝をまっすぐに伸ばす。
脚を伸ばしたまま5-10秒間止め、ゆっくり下ろす。
反対の脚も同様に行う。
(3)椅子に座って背筋を伸ばし、片方のももを上げようとしながら、両手でそれを押さえ、押し合うように力を入れる。
(4)かかとをつけたまま、屈曲する。膝とアキレス腱を伸ばす効果がある。