マインド食で認知症を予防しましょう!


アメリカで考案されたマインド食は、脳の健康におすすめの食材10項目と、控えたい5項目を提示した食事法です。実施項目が6.5項目以下ののグループに比し、8.5項目以上のグループは、アルツハイマー型認知症の発症率が53%減少するとアメリカの大学から報告されました。この研究は欧米人対象のため、日本人に適した食事法の応用が必要になります。


緑黄色野菜…週6日以上
その他の野菜…1日1回以上
ナッツ類…週5回以上
ベリー類…週2回以上
豆類…週3回以上
全粒穀物…1日3回以上
魚…なるべく多く
鶏肉…週2回以上
オリーブオイル…優先して使用
ワイン…1日グラス1杯



赤みの肉週4回以下

バターなるべく少なく

お菓子週5回以下

チーズ週1回以下 

ファストフード週1回以下



 マインド食を吟味し、日本人に最大に生かすことが大切です。避けたい食材としてチーズがリストされていますが、久山町研究では、乳製品の摂取量が多い方が認知症が少ないと報告されました。日本人では乳製品摂取量が欧米人より少なく、チーズはもう少し食べてもよさそうです。お酒を飲まない人は、赤ワインの代わりに緑茶やコーヒーを豊富に飲むことをおすすめします。また、日本人は塩分摂取量が多く、高血圧、脳梗塞、ひいては血管性認知症になりやすいので、塩分対策は必須です。



宮原隆志(元みやはら医院院長)の健康と芸術に関するひとり言

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