老化の原因と対策

8つの法則について
食事
運動
精神
検査
アンチエイジング検査
治療
サプリメント
見た目
よくある質問 患者様からあるよくお寄せいただく質問をご紹介します。ご相談やご質問も受付けております。
アクセスマップ

〒474-0038 愛知県大府市森岡町1の188

  • HOME >
  • 老化の原因と対策

老化の原因と対策

老化の原因については日夜研究が続けられていますが、未だ解明途上です。種々の因子(表1)が、複雑に老化に関与していることは間違いありません。
これまでのアンチエイジング研究の成果からみると、

1.活性酸素対策 2.腸力(腸管免疫)アップ

この2つがピンピンコロリへの大きなステップとなります。

1.くたばれ活性酸素

活性酸素による酸化ストレスが老化に深く関わることはよく知られています。活性酸素の発生要因としては、過食、タバコ、酒、ストレスなどがあります(表2)。

活性酸素がどんなものかご存知ですか?

通常の酸素が変質したもので、大気中に含まれる普通の酸素より酸化力が強いものです。“酸化=さび”と考えるといいでしょう。
活性酸素が遺伝子に傷を付けるとがんを起こし、血液中のLDLを酸化して動脈硬化、ひいては心臓病や脳卒中を引き起こします(活性酸素についてはコチラを参照してください)。

活性酸素に負けない体を作るには、どうしたら良いのでしょうか?
「普段から抗酸化食品を豊富に摂ること」「活性酸素の発生や消去に密に関わるミトコンドリア(※1)の性能を良くすること」が大きなポイントになります。

(1)強力な抗酸化パワーを持つ食品を豊富に摂取しよう

抗酸化食品に対する期待は大きく、ビタミンC、ビタミンE、β-カロテン(ビタミンA)の抗酸化ビタミンを食事から積極的に摂ることがすすめられます。これらは、活性酸素の抑制に強力なパワーを発揮する抗酸化ビタミンです。これらのビタミンを一緒に摂ることで、抗酸化力がより効果的に働くことがわかっています。

最近ではファイトケミカルと呼ばれる第七の栄養素が、その強力な抗酸化作用がもたらす多彩な効果により脚光を浴びています。ファイトケミカルの多くは果物や野菜の色素や辛味成分で、体内では強力な抗酸化作用を発揮します。また、ファイトケミカルには活性酸素を除去する働きがあるため、動脈硬化、がん、認知症などの予防にも効果があります。積極的に摂りたい栄養素です。

(2)ミトコンドリアの性能を改善する適度な運動を行うこと

ミトコンドリアの質と量を改善することは、酸化ストレスの軽減にきわめて重要です。なぜなら、活性酸素の9割はミトコンドリアで発生し、活性酸素を消去する抗酸化酵素(※2)もそこに存在するからです。活性酸素の害を減らすには、性能の良いミトコンドリアを増やすことにつきます。

少しきつめの運動をすると、エネルギーとしてアデノシン三リン酸(ATP)が消費されます。運動が続くとATP不足となり、それが筋肉の細胞内にあるAMPキナーゼという酵素を活性化します。AMPキナーゼは長寿遺伝子であるサーチュインのスイッチをオンにし、サーチュインはミトコンドリアの量を増やすPGC−1αというたんぱく質を活性化します。サーチュインはFOXOというたんぱく質も活性化することにより、ミトコンドリア内の抗酸化酵素(SODやカタラーゼ)の増加も引き起こします。ミトコンドリア量が増え、抗酸化酵素も増加、つまり高性能のミトコンドリアがたくさん作られることにより、活性酸素の悪影響を減じることができるのです(下図参照)。

運動によるミトコンドリアの性能アップ

2.腸力増強で免疫力を活性化させよう

同じ環境にいてもすぐに病気になる人と、いつも元気な人がいます。この違いは免疫力(抵抗力)の差から起こるのです。免疫細胞の6〜7割は腸に存在し、体内に入った細菌やウィルス、体内で発生したガン細胞などの異物から身を守ります。腸力(腸管免疫)こそが免疫の要といえます。

腸力をアップさせるには、どうしたら良いのでしょうか?
以下の4つの対策が重要です。

(1)発酵食品で腸内環境改善

まずは、プロバイオティクス(※3)であるヨーグルト・納豆・味噌・キムチ・酢・甘酒・かつお節などの発酵食品を積極的に食べることです。腸内には、善玉菌、悪玉菌、どちらでもない日和見菌がいますが、ビフィズス菌などの乳酸菌を含む発酵食品を豊富に食べることにより、腸内環境は善玉菌優位に保たれ、腸力が増強します。

(2)便秘改善に役立つ食品の摂取

便秘になると腸内には悪玉菌が多くなり、腸力低下につながります。便秘を解消することは、免疫力維持のためには必須です。便秘解消に役に立つ食品としては、食物繊維・オリゴ糖・マグネシウム・オレイン酸・ビタミンCを多く含む食品があります。便秘解消は余分な糖分・脂肪分・塩分などの排出にもつながり、糖尿病などの生活習慣病の予防にも役立ちます。

(3)適度な運動で腸力アップ

腸はミトコンドリアが豊富な臓器です。適度な運動がミトコンドリアの質と量を改善することはすでにお話ししました。ミトコンドリアの機能が増せば、当然腸の筋肉も元気になり、腸力アップにつながります。

(4)スマイルに満ちた生活

“笑い”は腸内環境を改善します。ナチュラル・キラー(NK)細胞という免疫細胞は、全身をパトロールし、がん細胞や病原体を発見すると、ただちに攻撃し殺します。スマイルの絶えない生活はこのNK細胞を活性化し、腸力を増強することが知られています。鏡を見て“にっこり”でもいいので、常に笑顔を忘れないようにしたいものです。

正しい生活習慣で活性酸素に打ち克つ抗酸化パワーを身につけ、腸力をアップさせれば、必ず“ピンピンコロリ”に近づきます。一緒にがんばりましょう!

(表1)老化に関与する因子
1. 活性酸素による酸化ストレス
2. 免疫低下(主に腸力の低下による)
3. 遺伝的要因
4. テロメア説
5. ホルモンバランスの異常
(表2)活性酸素の発生要因
1. 過食
2. タバコ 
3. 酒
4. ストレス
5. 激しい運動
6. 紫外線

(※1)ミトコンドリアは、細胞内に1,000〜3,000個も含まれている細胞内小器官です。酸素と食事から得られた水素を利用して、エネルギーであるATP(アデノシン三リン酸)を作ります。
(※2)抗酸化酵素は、たんぱく質とミネラルから合成され、活性酸素を消去する酵素です。
(※3)プロバイオティクスとは、生きたまま腸に届いて腸内環境を良くし、健康に有益な作用をもたらす微生物(ビフィズス菌など)、またはその微生物を含む食品のことをいいます。   

▲ページのトップに戻る

みやはら医院は大府市にある内科、循環器科です。生活習慣病の予防のため、アンチエイジングや健康長寿への対策を患者様にご提案しております。